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風邪をひいた模様です。
会社にいると頭が痛くなり、寒気がして、ひどく体がだるいのです。
しかし、一歩会社の外にでるととたん元気になります。
風邪ではないような気もします。
週末はエロのお時間です。
外は、まるで示し合わせたかのようなどしゃぶりの雨。
鍵をかけた窓に、締め切ったカーテン。
さらに、すっぽりと覆うように結界を張って。
そうして、徹底して作り上げた『密室』。
そこは甘いあまい、二人だけの小さな箱。
ピチャリ、と濡れた音がする。
「・・ナルト、舌出してごらん?」
薄っすらと紅く染まったナルトの耳元で、カカシが優しく囁けば、その声すら感じるように小さく声を上げたナルトは、素直にその舌先を出した。
年に相応しく、小さくピンク色をしたソレを見て、カカシは満足そうに笑った。
「ん、イイコ。」
抱き込んだまま、薄闇でも光っているかのような金の髪を優しく梳き、撫でる。ナルトは、そんなカカシの仕草に少し安心したように、ふっ・・と力を抜いた。
カカシは、そんなナルトを満足そうに見て、そっとその舌先を己のソレで絡み取る。
「んっ・・・・。」
予想はしていたものの咄嗟のことに、うまくついていけないナルトの苦しげな声。
カカシは、そんなナルトの声を気にすることなく、ナルトの舌を愛撫する。
唾液を絡めて吸い上げたり、歯で甘噛みして苛めれば、ナルトはひくひく、とカラダを反応させながらも、必死でカカシの動きについてきてくれる。
カカシはそれが嬉しくて、クスリ、と笑った。
「ナルト・・・・。」
苦しげにむずがるナルトのために、唇を解放した一瞬に名前を呼べば、とろり・・と溶けた眼差しが帰ってくる。
それが嬉しくて、カカシはまたその唇に口付けた。
「やっ・・カカシ、センセェ・・。」
「しっ・・もうちょっとだけ、ね?」
苦しさに抵抗するナルトを抱き込むことで黙らせて、カカシは再度その唇を堪能する。
飲み込めなかった唾液を舐め上げて、薄い唇をそっと噛む。わずかに開いた口内に侵入すれば、一転して少し乱暴なほど口内を蹂躙していく。
歯列をなぞって、すっかり縮こまってしまった舌を誘い出して、吸い上げた。
粘膜が絡み合う感触は、何よりもダイレクトに快感をカカシに伝えてきて、大人げなく夢中になるのだ。
「ふぁ・・っ!ん、もう・・苦しいって、ばぁ・・・・。」
あまりにも夢中になって、ナルトの苦しげな声すら、ゾクゾクとした快感に変換してしまう。
かつて、欲望のままに、誘われるままに多くの女性と関係を持っていた頃は、そんなこと考えもしなかった。
キス1つが、こんなにも気持ちよいものなんて。
ただ、唇を合わせるだけで、舌を絡めるだけで、体中が熱くなるなんて、想像もしなかった。
カカシにとって、キスなんて、『セックスの前に礼儀として行う面倒くさいものの1つ』にしか過ぎなかったのだから。
相手が割り切っていればいるほど、キスなんてしなかったし、その必要性なんて微塵も考えてなかった。
(それが今ではこれだもんね・・・・・。)
飽きずナルトの唇を蹂躙しつつ、カカシは内心で苦笑した。
必要ないならしたくない、強請られない限りしない。そんなスタンスだった自分が、今ではナルトの唇を求めている。
それどころか、確実にその行為によって快感を得ているのだから、笑えてきても仕方ない。
それでも、実際にナルトとのキスは、酷く気持ちいいのだ。
下半身よりも耳に近いせいでまるで脳内に直接に響いているような濡れた音。何よりもぬめぬめと舌先に纏わり着く感覚が、ナルトのナカを彷彿させてカカシの興奮を煽るのだ。
そして何よりも、縋り付く様にして掴まれた腕の感触。
フルフル・・カカシの腕を掴むナルトのカラダが震えているのが、掴まれた部分から伝わってきて、カカシは愛しくて仕方が無い。
経験もないナルトにとって、執拗とも言えるカカシの口付けは、気持ちいいよりも苦しい方が強い、というのは簡単に想像がつく。
うまく鼻で呼吸をするように教えても、それを許さないほど激しいせいでそれを実行できないのだ。
(ゴメーンね、ナルト。ダメなオトナで・・・。)
そう心の中で呟いて、カカシはようやくナルトを解放した。
「・・っんあ・・・っ!!」
いきなり解放されたせいで、一気に入り込んできた空気にむせる様にナルトがカラダを引きつらせる。カカシは、そんなナルトを優しく抱きとめ、すっぽりと腕の中に包み込んで見守る。
ナルトは、何度か大きく荒い呼吸を繰り返して、なんとか落ち着こうと努力している。
それにあわせて、はだけられ、あらわになった裸の胸が忙しなく上下する。
幼く、そして経験が少ないゆえに快感に弱いナルトは、カカシの激しいキスだけで、そのカラダを薄っすらと桃色に染め上げていた。
はぁ、はぁ・・とナルトの荒い呼吸が静まり返った室内に響き、カカシの鼓膜を刺激する。
それだけでなく、目の前で汗に濡れて上下する甘いカラダは視覚的にも酷く悩ましかった。
「たまんないよね・・・・。」
思わずついて出た言葉は、紛れも無いカカシの本心。
まだ、キスしかしてないのに。
まだ、ろくに触れてもいないのに。
それでも、ゾクゾクと駆け上がる感覚は何なのか。
「ホント、意外性ナンバーワンだよ・・。」
こんなにハマるなんて想像もしてなかった。
「ナルト・・・・。」
「センセェ・・?」
思わず呟いた名前に、掠れた反応が返る。
見下ろせば、ナルトは少し落ち着いたのか、ぼんやりとした眼差しでカカシを見上げていた。
クタリ、と力の抜け切った体をカカシに全面に預けて、ぼんやりと見上げるその瞳の奥には、カカシによって植え付けられた欲情の炎が確かに見え隠れする。
全ての明かりを落とした中でも、うっすらと浮かび上がるナルトのカラダ。
カカシの腕にすっぽりとおさまってしまうぐらい小さくて、細くて、そして幼い。ユルユル、と立ち上がり始めたソレだって、見かけは明らかに子どものソレだ。
恐らく、初めてカカシに抱かれたときも、精通すらまだしてなかったに違いない、幼いコドモ。
女のように柔らかくもなく、カカシを包み込むソコは酷く歪で、手間も時間もかかるのに。
それでいて、今まで感じたこともない程の快感と、そして何よりも愛しさがカカシをその頂まで、連れて行く。
誰とも行ったことのない、行けなかった、その場所。
「ナルト、お前だけだよ。」
その舌も、唾液も、甘い蜜に変えて、欲しくて欲しくてたまらなくなる。
舌から零れ落ちるその一筋さえ、見逃したくない。
「おれも、センセェだけだってば・・・。」
カカシの声に、ナルトはうっとりと笑いながら、口を開く。カカシは、そのナルトの言葉に笑みを浮かべて、またナルトに口付けた。
今度は、今までのような貪るものではない、触れるだけの優しいソレ。
チュ、チュ、と軽い音をたてて、まるで鳥の羽のようにフワフワとナルトに降るキスに、最初は先ほどのような激しい口付けかと身構えていたナルトも、安心してクスクス笑ってそれを甘受する。
その間にも、不埒なカカシの手がスルスルとナルトから衣類を取り除いて、そして室内の空気が甘い濃度をあげていく。
そうして、すっかりナルトを包む布がなくなり、部屋中に甘く、重い空気に満たされた頃。
「んっ・・・・ぁ・・・・・。」
ナルトの苦しげな声とあわせて、ピチャリと濡れた音がした。
外は雨。どしゃぶりの雨。
でも、2人にはお互いを貪りあう音以外、何も聞こえなかった。
部屋を満たすのは、甘い毒。