NARUTO二次創作腐女子サイト。カカナルオンリー。
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器用すぎるナルトと不器用すぎるカカシ先生のはなし。
ある意味、ナルナル←カカシ。
ある意味、ナルナル←カカシ。
月も眠ったかのような深夜。
カカシは、音も立てずに木の枝の上に降り立った。
相変わらずの覆面で素顔を隠した顔で見下ろすのは、もう見慣れたナルトの家だ。
もう眠っているのか、窓のどこにも明かりは見受けられない。
カカシはそれとなく、家の周辺にも意識をめぐらせてみたが、これと言って気になるような気配はない。
そのことに、安堵のため息を胸の内でつき、カカシは少しだけ体の力を抜いた。
こうしてカカシがナルトの家を見張るのは珍しいことではない。
カカシが動けないときは、暗部の誰かが、こうして常にナルトの家を見張っていた。
もともとは、九尾監視の為だったと聞いているが、今の火影になってから、少しだけその意味合いは変わった。
見張る・・のではなく、守るために続けられる監視。
今でも九尾に恨みを抱く輩が、闇にまぎれてナルトを襲わないように。
いくら忍びのはしくれとはいえ、複数の大人、それも一般の里人であった場合、ナルトは手出しができない。
悲しいかな、過去に幾度かあった過ちを犯さないために、監視は続けられている。
(今夜はゆっくり寝かせてやれるかな・・・・)
そうカカシが心の中でつぶやいた瞬間。
闇をつんざくように、ガラスの割れる音が響いた。
「しまった・・・!!ナルト・・!!」
すぐさま、音のした場所に移動すれば、続けて投げるつもりだったのか、石を握りしめた男がいた。
カカシはその男の腕を、つかむと無言でねじり上げた。
明らかに一般の里人だとわかる男に、カカシとて手を挙げることは許されてはいない。
明らかに酔った様子で、放せ放せ!とあたりにはばかることなく騒ぐ男。
「九尾を襲って何が悪い!!」
そうわめきたてる口を塞いで、ひっそりと現れた暗部に引き渡した。
暗部の気配とともに消える男の気配を感じながら、カカシは音もたてず、そして気配を消して先ほど石が投げ込まれた窓辺に立つ。
カカシがこうしてナルトの家を監視をしていることをナルトは知らないし、本来は知られてはならない。
カカシとて、ナルトに姿をさらすつもりはなく、ただ、中のナルトの様子が気になって、窺うだけのつもりだったのだ。
石が投げ込まれた窓の近くにはベットがあるはずだし、家の中ではナルトの気配があった。
しかし、中の様子をうかがおうと耳をたてたカカシの耳にはいりこんだ「会話」。
「もう大丈夫だってばよ。アイツは暗部が連れていったから。」
「ん・・・わかったてば。」
「早く寝ろってば。あとは『俺』が片付けるってばよ。」
口調はあきらかにナルトのもの。
声もナルトのもの。
しかし、聞こえてきたソレは、まぎれもない『会話』だった。
ナルトの他に誰かいる?!
カカシはその事実に驚き、思わず室内へと足を踏み入れる。
そこには、二人のナルト。
一人は、ベットの中で、くったりと体を投げ出している。その横にももう一人。
一瞬、影分身かと思ったナルトは、カカシを見てニヤリ、と笑った。
「やっぱりカカシ先生だったんだってば。」
そうカカシを見て笑ったナルトは、明らかに影分身ではなかった。
カカシは、音も立てずに木の枝の上に降り立った。
相変わらずの覆面で素顔を隠した顔で見下ろすのは、もう見慣れたナルトの家だ。
もう眠っているのか、窓のどこにも明かりは見受けられない。
カカシはそれとなく、家の周辺にも意識をめぐらせてみたが、これと言って気になるような気配はない。
そのことに、安堵のため息を胸の内でつき、カカシは少しだけ体の力を抜いた。
こうしてカカシがナルトの家を見張るのは珍しいことではない。
カカシが動けないときは、暗部の誰かが、こうして常にナルトの家を見張っていた。
もともとは、九尾監視の為だったと聞いているが、今の火影になってから、少しだけその意味合いは変わった。
見張る・・のではなく、守るために続けられる監視。
今でも九尾に恨みを抱く輩が、闇にまぎれてナルトを襲わないように。
いくら忍びのはしくれとはいえ、複数の大人、それも一般の里人であった場合、ナルトは手出しができない。
悲しいかな、過去に幾度かあった過ちを犯さないために、監視は続けられている。
(今夜はゆっくり寝かせてやれるかな・・・・)
そうカカシが心の中でつぶやいた瞬間。
闇をつんざくように、ガラスの割れる音が響いた。
「しまった・・・!!ナルト・・!!」
すぐさま、音のした場所に移動すれば、続けて投げるつもりだったのか、石を握りしめた男がいた。
カカシはその男の腕を、つかむと無言でねじり上げた。
明らかに一般の里人だとわかる男に、カカシとて手を挙げることは許されてはいない。
明らかに酔った様子で、放せ放せ!とあたりにはばかることなく騒ぐ男。
「九尾を襲って何が悪い!!」
そうわめきたてる口を塞いで、ひっそりと現れた暗部に引き渡した。
暗部の気配とともに消える男の気配を感じながら、カカシは音もたてず、そして気配を消して先ほど石が投げ込まれた窓辺に立つ。
カカシがこうしてナルトの家を監視をしていることをナルトは知らないし、本来は知られてはならない。
カカシとて、ナルトに姿をさらすつもりはなく、ただ、中のナルトの様子が気になって、窺うだけのつもりだったのだ。
石が投げ込まれた窓の近くにはベットがあるはずだし、家の中ではナルトの気配があった。
しかし、中の様子をうかがおうと耳をたてたカカシの耳にはいりこんだ「会話」。
「もう大丈夫だってばよ。アイツは暗部が連れていったから。」
「ん・・・わかったてば。」
「早く寝ろってば。あとは『俺』が片付けるってばよ。」
口調はあきらかにナルトのもの。
声もナルトのもの。
しかし、聞こえてきたソレは、まぎれもない『会話』だった。
ナルトの他に誰かいる?!
カカシはその事実に驚き、思わず室内へと足を踏み入れる。
そこには、二人のナルト。
一人は、ベットの中で、くったりと体を投げ出している。その横にももう一人。
一瞬、影分身かと思ったナルトは、カカシを見てニヤリ、と笑った。
「やっぱりカカシ先生だったんだってば。」
そうカカシを見て笑ったナルトは、明らかに影分身ではなかった。
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