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管理人的にはR15ぐらい?でもアドバイスに従えばR18らしいです。
けれど、無邪気に笑う姿や、覗き込んだ瞳の青さとかは昔と何も変わっていなかった。
それどころか、離れていただけ、触れられなかった時間だけ、焦がれるようなもどかしさを呼び起こして、
カカシを年甲斐もなくどうしようもない気持ちにさせるのだ。
募るのは、二年前と何も変わらない想いと、焦がれ続けた『 』だけ。
募ってつみあがって、今にも爆発しそうな、その劣情。
「ナルト・・・・・っ!!」
声が、震えた気がした。
部屋に足を踏み入れた途端、カカシは今まで押さえていた全てを解き放つ合図のように、ナルトを呼んだ。
その声に、先に部屋に足をふみ入れていたナルトが振り向くのとほぼ同時に、カカシはナルトの唇を奪う。
「ん・・・っ!!」
突然のことに驚いて身じろぐナルトをものともせず、壁に押さえつけるようにして動きを封じると、カカシは強引にその舌先を絡め取った。
「ふっ・・・ぁん・・・っ!!」
歯列を舌先でなぞり、久しぶりで戸惑っているらしいナルトの舌を甘噛みするようにして愛撫すれば、次第にナルトのカラダから力が少しずつ力が抜けていくのが分かった。
くったり・・と力を抜いて、壁とカカシに挟まれるようにして体を支えるようになったナルトを、カカシはそっと腰を抱くことで支える。
「ナルト・・、ゴメンね。我慢できなかったんだ。」
ナルトが苦しそうに眉を寄せたのを見て、ようやく唇を解放したカカシは、少しふざけた口調で、そう告げる。
しかし、口調とは裏腹に、その瞳にはしっかりと欲望を讃えて、濡れて光っていた。
「突然、すぎだって・・ばよ・・・。」
ようやく呼吸を解放されて、荒い呼吸をしながら、ナルトは笑った。
けれど、自然とカカシにカラダを任せているあたり、ナルトも嫌がっていないのがわかる。
それもそのはずだ。
離れていたのは、ナルトも同じなのだから。
そんなナルトにカカシは、誤魔化すようにクスリ、と笑うと今度はゆっくりとナルトに唇を寄せた。
ナルトは、降りてきたカカシの唇を嫌がることなく、笑みさえ浮かべて甘受する。
先ほどの貪るような口付けではなく、相手をしっかりと確かめ合うような濃厚な時間。
ピチャリ・・と唾液を絡めあう音が、静まり返った空間に滲むように響いていく。
そしてそれが、はじまりだった。
薄く部屋の照明を落としたカカシの部屋。
その中に、濡れた音と荒い呼吸だけが響いて、消えていく。けれど、その音が途切れることはない。
そしてそれに重なるようにして響くのは、ナルトの熱に溶けたかのような甘い声。
「あっ・・・・やぁん・・っ!!」
カカシの指がナルトをなぞるように滑るたび、敏感になった体はヒクヒクと反応を返し、滑り出る声を抑えることが出来ない。
まだ、抱き合ったばかりだというのに久しぶりというのもあるのか、ナルトのカラダは酷く敏感だった。
首筋を舐めれば、肌があわ立ち、そっと甘噛んだだけで声が上がる。
ナルトは、そんな自分の反応を恥ずかしがるけれど、それだけナルトも飢えていたということを如実にあらわしているようで、カカシは嬉しかった。
「な、なんか、俺ってばヘンだってば・・・・・・っ。」
抱きついたカカシの首に顔を埋めて、ナルトは泣きそうになって呟く。
元々、性欲だって認識するには幼い年齢のナルト。自分のカラダのことがわからなくて、怖くて、涙さえ浮かべている。
カカシは、そんなナルトの様子に、そんなふうにしてしまった自分への嫌悪感と、そしてナルトをそうしたのは自分だという陶酔感の2つを抱えてうっすらと笑った。
「・・・全然ヘンじゃないよ、ナルト。それだけ、お前が俺に飢えてくれてたってことでしょ?
俺もお前に飢えてたから、嬉しいよ・・・。」
今にも泣き出しそうなナルトの耳元でカカシはそう囁く。
それだけで、敏感なナルトはヒクリ、とカラダを震わせた。
「ずっと、お前を抱きたかったから・・・・ゴメンね、今日は前みたいに優しくしてやれない。」
瞳を覗き込むようにして言えば、ナルトの喉が驚いたように、強張った。
二年前は、幼いということもあって、かなり自分を抑えてナルトを抱いていたカカシだったが、今日ばかりは。
今日ばかりは、その抑えが効きそうになくて、カカシは自らそう宣言してしまうことで、自分へのストッパーを外してしまう。
前ならば、ナルトのことを考えて、絶対そんなことはしなかった。
「ホラ、もう我慢できないんだよね・・・。ナルトが愛しすぎて。」
ぐい、とナルトに押し付けたカカシ自身は、滾るような熱さをすでに抱えていた。
ナルトは、押し付けられたカカシの熱さに驚いたように瞳を見開いて、そして何かを決意したように唇を噛み締めた。
「ナルト?」
「お、俺も先生が大好きだってばよ・・・・・。」
おそるおそる・・というカンジでゆっくり言葉を紡ぐナルト。カカシは、そんなナルトを上から見下ろすカタチで見守っている。
「だから、今日は俺がしてやるってば・・・っ!!」
「え・・・何を・・・・っ!!」
するの、と続けられるはずだったカカシの言葉は、突然襲った感覚に言葉にならずに消えた。
突然の衝撃に、固まっているカカシを横目に、ナルトはズルズルとそのまま下方へと下がっていく。
そのまだカカシと比べて幼い手には、カカシの熱がしっかりと握られている。
「ちょっ・・・ナルト何を・・・・っ!!」
先ほどの甘い空気を一瞬で散らすようなカカシの慌てた声。
けれど、ナルトはそんなカカシを気にする様子もなく、それをそっと握りなおした。
「ナルト・・・・っ!!」
カカシは、その瞬間目の前がハレーションでも起こしたような感じだった。
ピチャリ、と濡れた音と温かく柔らかい粘膜に包まれる感覚。
カカシは、思わず片手で瞳を覆った。
今、自分の身に起きている出来事が信じられず、そしてその体感したことのない快感が背筋を走る。
「あっ・・・ナルト。」
布団に隠れたその中で、ナルトが今何をしているのか。
それがわからないほど、カカシも初心ではないし、何よりもずくん、とダイレクトに走った快感がそれを教えてくれていた。
「ふっ・・・・あっ・・・・。」
口に含むには大きすぎるカカシのそれを、両手でそっと支え、小さな口いっぱいにカカシ自身を銜えたナルト。
精一杯、必死に動かしても、やはりカカシのように口の中で愛撫をすることが難しいとわかると、今度はそれを赤い舌先でツゥ・・となぞりあげた。
その瞬間、電流のようにカカシの中を走る快感。
ピチャピチャ・・とまるで子猫がミルクを舐めるように、僅かな音をたてて、カカシの滴りを舐めあげ、啜っていく。
グロテスクな自身のソレが、ナルトの唇に愛撫され、赤く小さな舌で舐められる様子は、その快感だけでなく視覚からもカカシを追い上げていく。
「ナルト・・・・。」
ようやく搾り出すようにして名前を呼ぶ。その声が、かすれていたのにカカシすらも気づかない。
あまりにも、ナルトが愛しすぎて、そして淫らがましくて。
「ふっ・・・あ、カカシセンセェ、気持ちいい?」
唇に、頬にカカシの残滓をまとって、ナルトはうっとりと問いかける。
カカシは、その質問に答える余裕すらなく、するり、とナルトの腰からのラインを指先で辿った。
「あっ・・・やぁんっ!!」
そのまま器用に伸びた指先で、ナルト自身に触れれば、ナルトは動作の全てをとめて、甲高く鳴いた。
ぐちゅり、と握りこんだときに聞こえた音は、ナルト自身の状態を知らせていて、カカシは口端だけを歪めて笑った。
「俺の銜えてて感じちゃった?」
「あ・・っ・・ひぁん・・っ!!」
意地悪く聞きながら、ズルリ、とスライドさせれば、ナルトは銜えていたカカシから口を離して声をあげた。
カカシは、そんなナルトに笑って、そのままグチュグチュと手を動かす。
ナルトは、その間にも何度かカカシを銜え様としたが、結局は与えられる刺激に翻弄されてままならない。
「やっ・・・カカシ、センセェ・・はなして・・ってばぁ。」
「なんで?ナルトのここは喜んでるよ?」
ナルトの息も絶え絶えの訴えにもカカシは笑って、その指先を伸ばしていく。
「だぁって・・俺、カカシセンセェの、最後までしたいんだって・・・ひぁっ!!」
カカシのソレを握ったまま、健気にもそう告げるナルトを、カカシは半ば強引に抱き上げる。
カカシを愛撫したことで、敏感になったのか、それだけでナルトが息をつめたのが分かった。
「ありがとうナルト・・。でも、だぁめ・・・。」
カラダを起こして、抱えあげたナルトのソレと自分のソレを重ねるようにして抱きながら、カカシは耳元で囁く。
その間にも、ナルトはひくひくと小さく声を上げている。
「なん・・・で・・?」
「ひさしぶりなんだし、俺はナルトの中でイキたいの・・・。」
「うぁ・・っ!!センセェ・・反則だって・・・・・。」
カカシはうっとりと囁きながら、ナルトの首筋を舐める。
その間にも抱きかかえた2人の間の熱の塊はすりあわせるように動かし、一方で空いた指がゆるゆるゆとナルトの蕾を開かそうと蠢く。
ナルトの恨めしそうな言葉にも、そう?と悪びれることなく笑い、カカシはその動きを濃くしていく。
かつてのカカシらしからぬ性急な動き。
けれど、いつも以上に余裕のないナルトにはそのことすら気づかない。
それどころか、今までは必死で与える側だったはずの快感を、急に一気に詰め込まれるように与えられ、カラダがついていかない。
ただ、カカシに抱き込まれたまま、バイブレーションのように震えるだけだ。
「あっあっあっ・・・あぁんっ!・・カ、カシせんせぇ・・・・っ!!」
「ナルト気持ちいい?俺もすっごい良かったよ・・。凄い、気持ちよかった。」
閉じられることが出来ずに開いたままの口、紅く染まったカラダ、ぐしゃぐしゃに濡れそぼった下半身。
触れる濡れた肌。熱く蕩けていきそうな体温。甘く響く声。
視覚も、聴覚も、体温すら、全てがカカシを煽って、カラダの熱をあげていく。
(あんなことするなんて、反則・・・・っ!)
久しぶりに抱くことだけでも十分な刺激だったにも関わらず、初めてナルトが自分を愛撫した。
その光景は、カカシの網膜、脳裏に焼きついて離れない。
たどたどしい指使い、舌使い。普通に考えれば、快感なんて生まれるはずもない愛撫に、「ナルトがしている」という事実だけで何よりも強い快感になった。
それが、ただでなくとも余裕のなかったカカシから、一層余裕というものを取り去ってしまった。
それでも、強引にそのナカに押し入らなかったのは、「ナルトへの気遣い」があったからに他ならない。
その最後の一線を越えられなかった、そんな自分を誇らしくも思う一方で、カカシは酷くもどかしくてたまらない。
「ナルトナルトナルトナルト・・・・・・・。久しぶりだし、今日は特別だから、おかしくなってもいいかな?」
そのカカシの問いかけに、カカシに抱き込まれて、ただ諾々と愛撫を受け入れて、甘い声を上げ続けていたナルトは、薄っすらとあけた瞳でカカシを見下ろした。
そして、動かすことすら気だるい腕をカカシの首に回す。そして、笑った。
「いいってばよ。」
募って募って、積み重なった劣情が溢れて、零れて、弾けて・・・・・・そして溶けて消える夜の中。