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NARUTO二次創作腐女子サイト。カカナルオンリー。
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蒼のキリエの続編1。


この後もいくつか話が続くのですが、すべてタイトルが違うので、なんかシリーズ名とかつけた方が分かりやすいですか。


今回の話は第三者(名無し)×ナルトの描写があるので、嫌な人はツヅキを開けてはキケンです。
読まなくても、次回のお話はわからなくもないような・・・。



更にLINKに一件追加です。
ひきこもりが勇気を出した結果です!!
人生ってたまには良いことがあるものです。






 さよなら。さよなら。
 愛しい日々に手を振った。

 灰にうずもれ、消える前に墓標代わりにこの言葉を。
 「       」








 こんなことをしていれば、いつか罰が下るなんて事は、わかってた。


 ナルトは、いつものように自分にのし掛かってくる男を見上げなから、いつも以上にぼんやりと思考を緩ませる。
 その間も、男は好色な笑いを浮かべながら、ナルトの上着を、シャツをまくりあげ、薄っぺらい胸元を撫でさすっていた。乱暴にまさぐる手が、小さな突起に触れる度に、望まずともくすぐったいような感覚が沸き上がり、全身を駆け巡る。
 小さな口許から思わずこぼれ落ちた熱を含んだ吐息に、目の前の男がニタリと笑う。
「なんだぁ?もう感じてるのか。相変わらず淫乱なヤツだなぁ。」
「あ…っ!気持ち、いいってばぁ…。」
鼻息を荒くする男が望むように、うっとりと呟けば、ナルトをまさぐる動きは激しくなった。

 ジャケットは脱がされ、下に着ていたTシャツも、破らんばかりに頭から抜き取られる。
 ズボンは、下着ごと剥ぎ取られて、ナルトはあっという間に全裸になった。
 むき出しの肌に、夜の冷気が、染み込むようで、体温が一気に奪われていく。
 ナルトはふるりと寒さに震えたが、男はそんな事気にした様子もなく、ナルトの萎えたままのそれを握り込んだ。
「あっ…、はぁっ!」
反射的に足を閉じようとするナルトの反応に笑って、男は空いてる手と体で、わざとナルトの足を開いて体で押さえつけた。
「あっと言う間に溢れ出したぜ。気持ちいいか?」
「んっ…もっとだってば…。」
「へへへ…ほんとに良い子だな、お前は。」
開かされた足を素直に開いて、与えられる愛撫を受け入れれば、男は嬉しそうに笑って、ナルトの好きな言葉を口にする。
 今日はじめて与えられた言葉に、ナルトはうっすらと笑い、わざと声をあげた。



 欲しい欲しいと望んで、手に入れてもその言葉はいつだってむなしく響いた。




 男の手のひらの中で形をかえ、じくじくと熱を持ち始めた体。
 条件反射のように腰を揺らしながら、ナルトの脳裏には自分に向けられた悲しげなオッドアイが浮かんでいた。



 いつか、こんな日がくるだろうな、ということはナルトにもわかっていたが、いざ現実に訪れた最後の瞬間は、想像以上にナルトにとって辛いものだった。

 自分を見るカカシの目。

 任務や修行に付き合ってくれる時に、カカシが自分に向ける眼差しが、ナルトは大好きだった。
 眠そうで何を考えてるかわからないくせに、ふとした時にカカシをうかがえば、その視線はいつだってぶつかった。そして、ちゃんと見ていた事に驚く自分に、ふにゃりと目尻を下げて笑ってくれた。
 顔の半分を覆面で隠し、手にはいつだって18禁小説。時間にだってルーズで何を考えているか分からない胡散臭さ満載の上忍は、初めて最初から自分を他の子どもと対等に扱ってくれた。
 最初は身構えていたナルトも、サスケやサクラとまったく同じ態度で接してくれるカカシの事を、他の大人とは違うのだと感じ始めていた。自分に触れる悪意のないカカシの手は、慣れなくてくすぐったくて、でも決して嫌なわけじゃなかった。



 少し意識を漂わせていたナルトは、不意を突かれた激しい痛みに、思わずひくんっと体をひくつかせた。
 ずっとナルトの体を愛撫していた男の指が、ナルトのナカへと入り込んできた。
 男は、楽しくてたまらないとばかりに笑い、自分の与えるまま体を震わせるナルトを見て、下卑た笑い声をあげる。
「ほーら、コレが欲しいんだろう?おまえはコレが大好きだもんな。」
慣れた身体は痛みすらも快感に変換して、望まれたようにグチュグチュと腸液を滴らせた。
「あ・・、ふっ・・!!」


 性急にほぐされる身体。
 霞んでいく意識。


 男の滾ったものを受け入れながら、ナルトは夜の闇にカカシを思い浮かべた。
 波の国でカカシが見せた、普段は隠れている紅い写輪眼。
 カカシを彩る色彩は、夜に浮かぶキレイな銀色。けれど、ナルトがこうして思い出すカカシは、自分を、正しくは自分たちを守ってくれた時に見せた、血のように紅い色だ。


 命がけで、自分を守ってくれた。
 イルカの時とは違う。
 カカシは最初から最後まで、ナルトを守ろうとしてくれたし、実際に守ってくれた。
 でも、だからという理由では無かったけれど。




 暗い暗い森の中、粘着質な音と何かのぶつかる音、荒い呼吸だけが響きわたる。
 自分の何倍も立派な体格の男の熱を受け入れ、わざとらしく淫らがましく喘ぎながら、ナルトはぼんやりと閉じていた目を開ける。
 いつの間にか、夜空にはキレイな銀色の月が浮かんでいた。

 「・・・・・・・・・・・・・・。」

 決して、音にならない言葉をナルトのクチビルが象る。
 それは、夜の闇に溶けて、誰にも届くことはない。


 「あ・・?なんか言ったか?」
汗で滑る細い腰を抱え込んで、いつもとどこかが違うナルトの態度を訝んだ男が聞けば、ナルトは瞳だけをゆるりと歪ませて笑い、首を振った。
「なんでもないってば・・・。そんなことよりぃ、早く、ちょー・・だい・・・っ?」
舌たらずに、上目づかいで強請れば、言い終わる前により強く突き上げられ、そのクチビルからは後から後から、空っぽな甘い声が上がり続ける。



 「おまえはほんとに良い子だ。良いやつだ。」

 繰り返される言葉。
 欲しかった言葉。
 ヌルヌルと汗や精液にまみれながら、ナルトは嘲笑って、快楽に身を委ねるため瞳を閉じた。






 それは、罪深き己を葬る歌。

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